青森県地図(平川市)

青森県で遺品整理生前整理、不用品回収など片付け・運搬業務を行っているヒラカワウンソウです。

「空き家を片付けたいが家の中のモノをすべて確認したい」「空き家の片付けを自分でやりたい」「実家の親が一人暮らしでいずれ片付ける予定だ」こんな事情の方も多いのではないでしょうか?

この記事では弊社が実際に作業した一軒家の生前整理の案件をもとに、自分たちである程度片付けることで家の中の【想い出のモノ】をすべて確認し、費用をできるかぎり抑える方法を具体的に記載しました。
遺品整理や生前整理を検討されている方の参考になれば幸いです。ぜひ最後まで読んでいってください。

青森県平川市での作業事例

平川市といえば青森県津軽地方の市であり、2006年(平成18年)に尾上町・平賀町・碇ヶ関村が合併して発足しました。弘前市と隣接していますが、農業が主な産業の地域です。観光では良質なお湯が出る平賀温泉郷や国の名勝となっている盛美園という日本庭園などが観光スポットとして多く知られています。東北自動車道が中心部を通っていて交通のアクセスもしやすい地域だと思います。

そんな自然豊かな街、平川市で生前整理の片付け作業を行いました。

自然 川
自然 川

お見積り

家具や家電を知人に譲る

「実家の親が施設に入り、空き家になった家を片付けたい」とご連絡をいただき、お見積もりに伺いました。

お話をお聞きすると一人で暮らす父親が体調を崩し入院したあと、施設に移られてもう家に帰ってくることができないそうです。家財を整理して空き家になったこの家を売却する予定です。

4LDKのお家には一通りの家財がありましたが、ソファーやベットなどの家具類や冷蔵庫に洗濯機、テレビにエアコンなどの家電製品はご親戚の方や知人に譲ることが決まっていて「残ったものだけを片付けたい」とご要望です。また、生活に必要な小物類や鍋・食器などキッチン用品もはとんどありませんでした。自分たちで片付けられていてスッキリした状態です。

処分するモノとしてはサイドボードや食器棚、タンスに寝具など家の大きさに対しては少ない方です。小物類の分別も必要ないため、料金的にかなりの金額を抑えることができます。ただし、車庫や物置、家の外回りに処分するモノが多くあり、こちらの片付けに時間が多くかかりそうです。

一通り見積もりを終え、金額を提示し後日、連絡をいただくことになりました。

作業当日

知人に譲った後、残ったモノを処分する

後日ご連絡をいただき作業を受注いたしました。日程を調整して実際に作業する前に処分するモノを確認したところ、4LDKの家の中は予定通りに冷蔵庫などの家電製品や家具類を親戚の方や知人に譲られており、処分するモノが少ない状態でした。

実際に作業をすると通常は家の中の片付けに時間がかかるのですが、今回の案件は見積り時に予想していた通り、家の中の片付けより車庫や物置の片付けに時間がかかりました。

DIYで自作した大きな犬小屋と物置

ご主人はかなり器用な方で大きな犬小屋や物置小屋も自作されており、こちらの片付けもすべて行いました。さらに家の外回りを片付けているときに天候が悪化し、大変な作業になりましたが最後に簡易清掃を施し、作業は無事に終了しました。

気になる料金(費用を安く抑えることができました)

やはり気になるのは料金です。通常は4LDKの一軒家だと建物内部で25万円はかかります。それに2階建ての倉庫兼車庫もあり、さらに物置とお庭の片付け費用も加算されます。最低でも30万円ほどはかかると思いますが、上記に記載した通り家財道具や家電製品を知人に譲ったり、ご家族で片付けをされていたので費用を安く抑えることができました。

費用の総額は23万円でございます。こちらの金額には依頼者様も「安い値段で家の中だけでなく、庭と車庫兼倉庫までやってもらえて良かったです。」と大変喜んでいただきました。ありがとうございました。

費用をできるかぎり抑えたい方へ

今回の案件はある程度自分たちで片付けを行い、まだ使うことのできる家具や家電製品を知り合いに譲ることで【処分するモノを減らして費用を安くする】ことができました。

費用をできるだけ安くする方法をご紹介させていただきます。

冷蔵庫をはこぶ作業員
冷蔵庫をはこぶ作業員

家具や家電製品などほしい方に譲る

今回ご紹介した事例のように家具や家電製品などまだ使えるモノは【親戚の方や知人などほしい方に譲る】ことで処分する量を減らし、遺品整理や生前整理の費用を抑えることができます。運ぶことができない場合は業者に運搬だけを依頼するとよいでしょう。

地元の業者に直接電話する

地元の業者に直接電話して依頼することによって、費用を安くできる場合があります。
インターネットの上位に掲載してある全国規模の大手広告主などに依頼すると、そこから登録してある地元の業者を紹介する場合があります。その場合は紹介手数料が発生するため、地元の業者としてはどうしても料金を安くできない事情があります。

可能な限り自分たちで片付ける

時間的に余裕がある場合はある程度、自分たちで片付けを行うことで費用を抑えることができます。

日常生活でごみを出す場合と同じように可燃ごみと不燃ごみ、資源ごみを分別し少量であれば町内のごみ収集所へ出します。また、処分するごみが大量の場合には清掃工場などへ持ち込むことをおすすめします。(各自治体によってルールがあります)

余裕のある日程で依頼する

業者に依頼した場合、急いで作業するときは作業に従事する人を増員して対応します。また、現場が重なった場合などは早出や残業、休日出勤で対応することになり、人件費等の経費が増加します。
日程的に余裕があれば最小限の人員で対応したり、業者の空いた時間を利用するなど費用を抑えることも可能です。

家電製品やブランド品など買取を依頼する

古物商の許可がある業者では家電製品やブランド品など買取もします。買い取ってもらうことにより、遺品整理の料金から差し引くことで費用を抑えることができます。できるだけ費用を抑えたい場合には形見分けをする前に買取できるものはあるか業者に確認してみましょう。

おわりに

最近ではある程度自分たちで片付けた後に業者に依頼される方も多くいらっしゃいます。アルバムや小物など家の中にどんなもの(想い出のモノ)があるのか一通り確認したい方も多いのではないでしょうか?

また、今回ご紹介した案件のようにまだ使えるモノは親戚や知人に譲ることで処分するモノを減らし、片付け費用を抑えることもできます。

遺品整理や生前整理の片付けを業者に依頼すると家の間取りで料金を決定する場合がありますが、物量が少なければ通常の間取りの費用より値引きしてくれる良心的な業者も地元には多くあります。

遺品整理や生前整理は一生のうち何度もあることではありません。時間的に余裕がある方は今回の案件のように自分たちで片付けをして残ったものを業者に依頼することも選択肢の一つではないでしょうか?

秋晴れの日
秋空と紅葉したもみじ

故人の想い・家族の想い・人の想いをはこびます
【想いをはこぶ運送屋】ヒラカワウンソウ
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