寺院 仏像

青森県青森市で遺品整理や不用品回収など片付け・運搬業務を行っているヒラカワウンソウです。

大切な家族が亡くなり、遺品を整理するときに大量のモノがある場合、遺族はどのように対処したらよいか悩んでしまいます。特に高齢の方が亡くなった場合には、遺品の量が大量になることが多いようです。このページでは遺品整理で片付け作業をするときのポイントを簡単にまとめてみました。遺品整理を行うときの参考にしていただければ幸いです。

遺品を片付ける

遺品整理で部屋を片付けると貴重品以外はほとんど不要なものが多くあります。それらの中から供養するモノ、形見分けするモノ、リサイクルできるモノ、処分するモノと仕分けします。片付けた後に清掃作業をして終了です。以下に遺品整理の4つのポイントを具体的に記載しました。

①供養するモノ

遺品整理では、故人が大切にしていたモノや思い出の品などを処分する必要があります。特に故人が普段身に着けていたモノや想いのこもった人形、仏壇や神棚などは遺品供養やお焚き上げをして処分するようにしましょう。以下にお寺や神社に供養を依頼した場合の料金一例を記載しました。

写真など小物3,000円~
人形供養3,000円~5,000円
神棚の供養10,000円~15,000円
仏壇の供養15,000円~30,000円

②形見分けするモノ

形見分けは、故人が生前使用していたモノを家族や親族などに分けるもので、 モノを通して故人の思い出を共有し供養することです。宗教によって形見分けを行うのにふさわしい時期がありますので確認しましょう。

形見分けで分ける品物例

故人が使っていた日用品
故人の衣服、服飾雑貨
コレクション
数珠などの仏具

③リサイクルできるモノ

家具や家電など比較的新しいモノやきれいな状態のモノ、ブランド品など価値のあるモノは片付け業者に買い取ってもらいましょう。買取してもらうことで遺品整理の費用を減らすことができます。ただし、買取は古物商の許可を受けている業者でなければ違法になりますので注意しましょう。

遺品の買取品一例(大型のモノ)

壊れていないモノで年式の新しいモノや比較的にきれいなモノが対象です。

家電製品テレビ・DVD・冷蔵庫・洗濯機・電子レンジ
家具類タンス・テーブル・イス・机
その他車・オートバイ・自転車・マッサージ機

遺品の買取品一例(小型のモノ)

状態の良くないモノは対象外になる場合もあります。

コレクション切手・本・記念硬貨・レコード
装飾品衣類・着物・鞄・宝石・貴金属
道具類ミシン・工具・ゴルフバック・釣り道具

④処分するモノ

遺品整理で日用品などを不用品として処分するモノは一般廃棄物になります。家庭からゴミを捨てる時と同じように可燃ごみ、不燃ごみ、資源ごみに分別します。
ゴミの分別は自治体によって分別の仕方が異なりますので、各市町村のホームページなどで確認しましょう。

ゴミの分別

片付け作業の中でも一番時間がかかるのが処分するゴミの分別です。各市町村のルールに従ってきちんと分別します。
また、きちんと分別作業をすることによって、現金や株券、証券など大切なモノが見つかることもよくあります。遺品整理ではタンスの奥やドレッサーの引き出しに現金が入っている場合がよくあります。
できるだけ丁寧に作業したいものです。

ゴミの処分

分別作業が終わったら不用品の処分をします。自分たちで処分できない場合は、家庭のゴミを処分する許可がある業者に連絡しましょう。(一般廃棄物処理業許可業者)

少量の場合

一般的にゴミとして処分するモノが少量であれば、町内のごみ収集場所に出すこともできますが、処分するモノが大量にあったり、粗大ごみや廃家電など収集場所に出せないごみもあります。そんな場合は一般廃棄物処理(収集運搬)業者など利用しましょう。

粗大ゴミ・廃家電

処分するごみが大量にあった場合や、収集場所に出せない粗大ゴミは、処理施設へ自己搬入することもできます。また、時間に余裕があり、費用を安く抑えたい方は、自治体の粗大ゴミ回収システムを利用することによって、比較的費用は安くすみます。各自治体によって回収方法が異なります。お住いの市町村に確認しましょう。

時間的に余裕がない場合や廃家電を処分する場合は、不用品回収業者や片付け業者、遺品整理業者に連絡をして、見積りを依頼しましょう。

処分するごみの一例

家庭ゴミ一例

タンス・ソファー・ベット・食器棚・レンジ台・テーブル・イス・机・こたつ・ストーブ・ふとん・カーペット・冷蔵庫・洗濯機・ステレオ・ラジカセ・炊飯器・ゲーム機・自転車・新聞・本・雑誌・衣類・食器・日用品

車庫内処分一例

自転車・車・トラクター・オートバイ・リヤカー・耕運機・草刈り機・マッサージ機・電動工具・ミシン

おわりに

遺品整理は一生のうち何度もあることではありません。ご遺族で可能な限り整理を行うことが供養にもなると思います。
また、ある程度ご遺族で片付けを行うことにより、費用を抑えることもできます。

しかし、現代のライフスタイルにおいては、時間的にも人手の面でも、ご遺族の力だけでは支えきれないのが現状です。そんな方は事前に遺品整理を片付け業者に相談することをおすすめします。

遺品整理の見積もりを業者に依頼する場合には、作業内容をどこまでお願いするか、ご遺族でどこまで整理できるかを考えて、ご相談してください。片付け業者ではこの一連の流れをすべて行ってくれる業者もあります。片付け業者を選ぶ時、この記事を参考にしていただければ幸いです。

和やかな優しい表情のお顔 仏像
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モノにはすべて想いがあります
【想いをはこぶ運送屋】ヒラカワウンソウ
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